
見せるだけで売れてしまう「事例広告」の方法
村中 明彦
ダイヤモンド社 / 2011-02-03
この本について
営業や広報の文章を書いていると、「商品の良さはあるはずなのに、説明すると急に弱くなる…」みたいな感覚ありませんか。自分では魅力を理解しているのに、それを言葉にした瞬間に薄まってしまうあの感じ。僕もずっと悩んでいて、文章力の問題だと思い込んでいました。 この本を読んで驚いたのは、そもそも“言葉で説明しようとする”前提自体がズレていたという点です。事例広告という考え方は、商品の価値を営業トークで押し込むのではなく、「ユーザーのストーリーをサンプルとして見せる」ことに重きを置いていて、読者が保存していた箇所の多くもここに集中していました。目に見えない価値をユーザーの言葉と写真で“持ち運べる形”にする。その発想に触れた瞬間、ああ、説明がうまくできない理由はこれだったんだと腑に落ちました。 さらに、ユーザー自身は良さを忘れているものだという前提で、質問を使って丁寧に思い出してもらうプロセスが紹介されています。これがあるだけで情報の量も深さも変わり、結果として読み手が“先輩ユーザーの体験をそのまま追体験できる”状態が作れる。文章がうまくなくても説得力が出る理由はここにありました。 自分の商品をどう伝えたらいいか迷っている人、特に「言葉で売る」ことに限界を感じている人にはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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