
プチ教祖の秘密 この世に聞いた、あの世の仕組み「スピリチュアル商法」
長倉顕太
この本について
なんとなく「もっと自分を整えてから動いたほうがいいのかな」とか、「現実に向き合えてない気がするけど、どうしたらいいか分からない」とか、そういうモヤモヤを抱えることってありますよね。頭の中だけで考えてる時間が増えるほど、余計に動きにくくなっていくあの感じ、僕もよくハマります。 この本が刺さる人は、まさにその“考えすぎて足が止まるタイプ”だと思います。引用にもありましたが、現実から離れて頭だけで世界を作り上げると、気づかないうちに酔っぱらったみたいな状態になるんですよね。著者はそこを容赦なく突いてくるんですけど、不思議と責められている感じはなくて、「ああ、自分もそこに逃げてたな」と静かに気づけるところが大きい。 読んでいて特に効いたのは、言葉で理解している範囲でしか世界を見られない、という点です。自分が“分かったつもり”になっていた部分がいくつもあって、そこに気づくと行動のハードルが少し下がるんですよね。あと「準備なんてない」という一言も強くて、完璧に整えてから動こうとするクセが緩む感じがありました。 精神論に寄りすぎず、でも現実だけを信じ切るのとも違う。その中間で迷っている人にとって、今の立ち位置をフラットに見直せる一冊だと思います。僕自身、読んだあとに小さくでも手を動かす回数が増えました。そんな変化を求めている人には、たぶんちょうどいい距離感の本です。
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