
「機能姿勢」に気づく本
池上悟朗
この本について
日々の中で「姿勢を正さなきゃ」と思いながら、どこか息苦しさを感じている人は多い気がします。まっすぐ立つのが正解だと信じているのに、実際は疲れるだけで続かない。結局これって何なんだろう、と自分でもよく分からなくなるあの感じです。 この本を読んで驚いたのは、「正しい姿勢」よりも「今の自分が一番呼吸しやすい姿勢」の方が、むしろ体には理にかなっているという視点でした。著者自身が病気を悪化させた経験から、周りの期待に合わせようと無理に姿勢や気持ちを固めていたことに気づくくだりは、身に覚えがある人も多いと思います。そして、前後・左右・ひねりの三方向で“どちらが楽か”を数秒で確かめるだけで、自然治癒力が働きやすい姿勢に戻れるという考え方も、やってみるとかなり現実的です。呼吸の入り方が変わるので、思った以上に体が素直に反応します。 個人的には、「努力するなら気楽な努力だけでいい」という言葉がいちばん引っかかりました。きれいに立つことを目指すのではなく、自分の体が今求めている位置にそっと戻すだけ。そう考えると、姿勢というテーマが少しだけ自分の味方になってくれる感覚があります。 肩に力が入りやすい人、頑張り癖が抜けない人には特に刺さる本だと思います。自分を追い立てるのではなく、ひと呼吸分ゆるめる方法を知りたい時に。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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