
ストラウストラップのプログラミング入門
ビャーネ・ストラウストラップ、遠藤美代子、επιστημη(エピステーメー)
翔泳社 / 2011-08
この本について
プログラミングを始めたときにいちばん困るのって、「どこまで考えてから手を動かせばいいのか」とか、「この設計って正しいんだっけ」といった、正解の見えない部分だと思います。自分もコードを書きながら迷ってばかりで、調べても抽象的な話ばかりで腑に落ちないことが多かったです。 この本は、その曖昧な部分をひとつずつ地面に落としてくれる感じがします。たとえば、やみくもに書き始めないで、まず問題設定をはっきりさせること。ユースケースを先に描くことで、プログラムが最低限やるべきことが自然と見えてくること。そして、エラーの種類やアサートの役割のように、普段なんとなく流してしまう仕組みを丁寧に説明してくれるので、手元の挙動への理解がじわっと深まります。個人的には、「関数側で引数をチェックするように自然と発想が変わっていく」という指摘が、自分の癖を見直すきっかけになりました。 さらに、この本はコードよりも前の段階──分析、設計、道具を理解する姿勢──を何度も思い出させてくれます。プロでも多くの時間は頭を使う作業にあてているという話も、作業の進め方を見直すヒントになりました。 手を動かしているのに成長実感が薄い人や、「考える」と「書く」の距離感でつまずきやすい人に刺さる本だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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