
<ファミリーコンステレーション> あなたの運命が本当に変わる心理学 幸福と健康の鍵は“家族”にあった 大和出版
棚田 克彦
PHP研究所 / 2015-09-30
この本について
人間関係でモヤっとする時って、「なんで自分ばかり我慢してるんだろう」とか「相手のために動いてるはずなのに、なんかしんどい」とか、うまく言えない違和感がありますよね。僕もよくあります。表面上のやり取りより、もっと奥にある“パターン”に引っ張られている感覚です。 この本を読んで印象的だったのは、仕返しやギブ・アンド・テイクみたいな身近なテーマが、実は家族との関係で身についた「良心のクセ」に深く影響されている、という視点でした。例えば、誰かにひどいことをされた時に、怒りだけで返すのではなく、少しばかりの愛を添えると関係が穏やかに着地しやすいという話。頭では「そんな余裕ないよ」と思うけど、やってみると意外と自分の心が軽くなるんですよね。 もう一つ刺さったのは、家族の中で救おうとしていた役割を、大人になってからも無意識に繰り返してしまうという指摘です。「母を守らなきゃ」「父を助けなきゃ」という感覚が、職場や恋愛で“被害者と加害者を探してしまう”行動につながるという話は、ちょっとドキッとしました。そこに気づいた上で「あなたは大きい、私は小さい」と役割を返す言葉を心の中で言ってみると、過剰に背負っていた荷物が少し下りるような感じがあります。 家族との歴史を丁寧にほどきながら、日常の人間関係をもう少し楽にしたい人に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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