
頭のいい人は知っている 仕事の裏ルール
山本直人
かんき出版 / 2017-01-23
この本について
仕事をしていると、「なんでいつも面倒な役回りが自分に回ってくるんだろう」とか、「目立つ仕事は誰かが持っていって、残り物だけを処理している気がする」みたいなモヤモヤってありますよね。私も同じで、なんとなく理不尽だなと思いながらも、じゃあどう立ち回ればいいのかはよく分からないまま過ごしていました。 この本を読んで刺さったのは、読者の方が保存してくれた抜粋にもある通り、「人がやりたがらない仕事こそ、実はチャンスの入り口になっている」という視点でした。きれいごとではなく、組織の中で起きるストレスやややこしさをちゃんと前提にして語ってくれるので、読んでいて妙な説教臭さがありません。経営者の回顧録に必ず出てくる“面倒ごとをどう扱ったか”という話が、なぜ重要なのかも腑に落ちます。 もう一つ効いたのは、成果が出やすい仕事ほど競争が激しく、逆に少し厄介なタスクのほうが裁量も学びも大きいという現実を、淡々と示してくれるところでした。私自身、避けたいと思っていた仕事に対して「これはただの雑用ではなく、組織が誰に任せるかを見ている局面なんだ」と思えるようになり、心の構えが少し変わりました。劇的に変わるわけではないけれど、日々の選択の基準が少しずつ整っていく感じがあります。 組織の中での立ち回りに迷いがある人、特に「地味な仕事ばかりしている気がする」と感じている人には刺さると思います。
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