
自我(エゴ)のトリセツ: 【左脳系スピリチュアル文庫】インナーチャイルドのあやし方 1コインで学ぶ真理
金山 慶允
PHP研究所 / 2000-09-20
この本について
最近、ちょっとした出来事にも強く反応してしまって、「なんでこんなに揺れるんだろう」と自分でもよく分からなくなることがあります。頭では落ち着きたいのに、心のほうが勝手に動いてしまう感じです。そんな波の正体が、自分の中の“記憶のクセ”だとしたら少しだけ扱いやすくなるかもしれません。 この本が面白いのは、自我を悪者にしないところです。怒ってしまうときも、落ち込むときも、「そりゃ自我さんならそう反応するよな」と、一歩引いた視点を持つことで、感情の強さがすっと緩む。そのうえで、望む経験を意図的に繰り返すと記憶が上書きされる、という考え方が妙に現実的で、実践のイメージが湧きやすいんです。また、「視点だけ変えればいい」という一文は、何かを根本的に作り替えなくていい安心感がありました。自分を責めながら変わろうとする方向とは少し違う道筋を示してくれます。 昔の家庭環境や人との関わり方で身についた反応パターンに苦しんでいる人ほど、観察者の視点を取り戻すという発想がじわっと効いてきます。自分を責めるクセが強い人、自分だけ特別にダメだと思い込みやすい人に特に刺さるはずです。 「変わりたいけどうまくいかない」という行き詰まりの背景に、自我の習性という別の切り口を差し出してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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