
セミナー講師の伝える技術
立石剛
かんき出版 / 2017-07-18
この本について
人に何かを伝える機会があると、どうしても「自分が話したいこと」から入ってしまって、相手の表情がぼんやりしていく…そんな瞬間ってありますよね。相手のために準備しているはずなのに、なぜか伝わらない。僕も仕事の場面で同じ壁に何度もぶつかってきました。 この本が効くのは、「伝わらない理由」が自分の熱量や知識量ではなく、“相手の悩みとのズレ”にあると、はっきり言い当ててくれるところです。相手が知っている情報から話しはじめること。相手のお困りごとトップ3に寄り添うこと。知らない情報を一気に浴びせないこと。どれも当たり前のようで、実際にはできていなかった視点ばかりです。さらに、受講生が行動して成果を出せてはじめて講師の役割が成立する、という現実的な基準も、この仕事の本質を落ち着いて見せてくれます。 また、伝え方そのものを技術として扱ってくれるので、「どう話せば相手が前向きに動けるのか」が、具体的なシーンでイメージできるようになります。相手の自律性を尊重すること、なじみのある例から入ること、自分のストーリーを丁寧に描くこと…。どれも再現しやすく、今日から少しずつ試せる内容ばかりです。 人前で話す仕事の人だけじゃなく、「誰かの行動をそっと後押ししたい人」にも刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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