
法学部、ロースクール、司法研修所で学ぶ法律知識――主要10法と法的思考のエッセンス
品川 皓亮
ダイヤモンド社 / 2021-12-09
この本について
法律を勉強したいと思っても、「憲法と民法って何が違うのか」「実体法・手続法って結局どういう場面で役に立つのか」みたいな、小さなつまずきが積み重なってモヤモヤしてしまうことが多いと思います。自分も独学で触れようとしたとき、条文を読んでも“地図がない状態”で歩かされているような感覚がずっと抜けませんでした。 この本は、その地図を手渡してくれるような一冊でした。たとえば、憲法は国民に命令する法律ではなく「国家を縛るルール」だと明確に教えてくれるので、ニュースの解釈も変わりますし、判例がどう成立しているのかも理解しやすくなります。また、民法の意思表示や物権・債権の違いなど、学生時代に一度つまずくと放置しがちな部分を、総則から丁寧に位置づけてくれるので、点がようやく線でつながる感覚がありました。さらに、公法と私法、一般法と特別法など、分類の視点をまとめて押さえられるので、別々の法律を読むときの“迷子感”がかなり減ります。 法律家を目指す人だけでなく、「法的な考え方を基礎から理解して仕事に生かしたい」という人にも静かに刺さると思います。専門性の高い内容なのに、読者を置き去りにしない説明になっていて、基礎を固めたい時期にちょうどいい距離感の本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの57%が集中しています。
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