
アメリカ炎上通信 言霊USA XXL USA語録 (文春e-book)
町山 智浩
この本について
ニュースを見るたびに「なんでこんな極端な意見が広まるんだろう…」とか、「自分の情報ってどこまで読まれてるんだろう?」とモヤモヤすることが増えました。日常の延長線にある不安なのに、説明しようとすると急に話が大きくなって、結局よく分からないまま流してしまう。そんなときに、町山智浩さんの『アメリカ炎上通信』は、難しい構造を“生活のサイズ”に落として見せてくれました。 たとえば、いいねの傾向だけで性的指向や政治的立場まで当てられてしまう話は、データの怖さを抽象論ではなく「自分ごと」として突きつけてきます。銃撃事件の話も、ただの政策批判ではなく、「人は本当にそんな判断ができるのか」という現場の感覚で語られるから、机上の議論から一歩引いて考えられる。さらに、メディア企業が地域のテレビ局を買い占めて“義務放送”を流し続ける実態は、世論の空気がどう作られていくのかを静かに教えてくれます。どれも刺激的だけど、エンタメとして消費するのではなく「自分の認識は何でできているんだろう」と立ち止まらされる感覚が残りました。 情報の渦の中で、「自分は何を信じていいのか迷っている人」に刺さる本だと思います。大げさな希望を提示するわけではないけれど、世界の見え方が少しクリアになる。その“少し”が、この先を歩くために案外ちょうどいいと思いました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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