
ダブルエージェント 明智光秀 (幻冬舎文庫)
波多野聖
幻冬舎 / 2019-12-05
この本について
日々、仕事でも人間関係でも「この判断は本当に正しいのか」「もっと広い視野を持てたら」と思うことが多いです。情報は溢れているのに、自分の中の基準が揺れる感じがあって、迷うたびに立ち止まってしまう。そんなときに、この『ダブルエージェント 明智光秀』を読むと、戦国の人物なのに妙に現代的な“考え方の軸”が見えてきました。 光秀が学んでいったのは、武芸や教養だけではなく、相手の立場を理解して関係を築く視点や、情報を材料として扱う姿勢、複数の力を組み合わせる「総合」という考え方でした。信長の改革を横で見ながら、良き法と良き軍備という“土台”の重要性に気づき、戦略的に物事を見るようになる過程が丁寧に描かれています。読みながら、自分の仕事にも「どこが土台で、どこが枝葉なのか?」を見直すきっかけになりましたし、上司や組織との関係で迷ったときのヒントにもなりました。 戦国小説としても面白いのですが、それ以上に「視野の補助線を引いてくれる本」という感じがします。単に勇ましい話ではなく、どうやって人間が判断を磨いていくのかが実感として伝わってくるので、実務にも静かに効いてきます。 特に、組織の中で“どう動くか”に悩んでいる人には刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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