
イミタチオ・クリスティ キリストにならいて (講談社学術文庫)
トマス・ア・ケンピス、呉茂一、永野藤夫
講談社 / 2019-12-12
この本について
最近、うまくいかないことが続くと、原因を外に探したくなることがあります。でも心のどこかで「自分の内側を整えるしかないのかもしれない」と薄々わかっている。だけど、どう整えればいいのかはよく分からない。そんなモヤモヤに触れてくるのが『キリストにならいて』でした。 この本が効いてくるのは、スローガンではなく、日々の“心の姿勢”にぐっと踏み込んでくるところです。たとえば「自分の無知を認める」「他人を高く評価する」といった地味だけど避けてきた態度を、一つずつ見直すきっかけをくれる。また、調子が悪いときほど言葉で余計なことを言ってしまう自分に気づかされ、「静かに祈るようにひと呼吸置く」という行動の変化につながりやすい。さらに、自分より弱い人はいないと思いなさい、という視点は、落ち込んだときの自己嫌悪とはまったく違う方向で、心を柔らかくしてくれます。 派手な教えではないし、読めばすぐに人が変わるような本でもない。でも、日常の中で揺れた心をそっと戻す“基準点”のようなものを求めている人には、静かに届くと思います。こんな人に刺さるのは、強くなりたいというより「まずは素直に立ち直りたい」と思っているときかもしれません。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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