
7つのゼロ思考 外資系コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」 (ディスカヴァーebook選書)
中村一也
この本について
仕事が積み上がっていくときって、実際の作業よりも「頭の片隅に残り続ける感じ」に疲れるんですよね。気づくと、依頼された仕事を抱えたまま時間だけが過ぎて、「あの仕事どうなった?」と言われてハッとする…。自分も何度もやらかしてきたので、あの感覚はよく分かります。 この本が面白いのは、「根性で頑張る」でも「劇的な改革をする」でもなく、発想の向きをほんの少し変えるだけでスピードが変わる、というところを徹底している点です。例えば、仕事を受けた瞬間の初動を“最優先イベント”として扱う考え方。資料の印刷や細かい作業を後回しにせず、その場で終わらせてしまうだけで、頭のメモリが一気に解放される感覚があるはずです。また、依頼する側の心理が最も柔らかいタイミングを逃さずに条件や方向性を整えておく、という発想も実務寄りで現実的。押しつけではなく、「そういえばこれ、やろうと思えば今日からできるな」というレベルの工夫が多いのがありがたいところです。 さらに、メンタルブロックに触れている点も個人的には刺さりました。自分の中で「できるわけがない」と決め込んでしまう瞬間って意外と多くて、そこを取っ払うだけで選択肢が一段広がる。新しさのための新しさではなく、「誰かの悩みをちゃんと軽くしているか」という視点も、日々の企画や提案にそのまま使えます。 仕事が遅いわけじゃないのに“詰まっている感”が消えない人に、とくに刺さる一冊だと思います。
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