
赤ちゃんと体内時計 胎児期から始まる生活習慣病 (集英社新書)
三池輝久
集英社 / 2021-02-17
この本について
子どもの寝つきが悪い日が続くと、「これって普通なのかな」「自分の対応が悪いのかも」と、つい自分を責めがちになりますよね。うちも同じで、夜中に何度も起きる時期は生活そのものがぐらついて、どこから整えればいいのかわからなくなっていました。 この本が助かったのは、赤ちゃんの睡眠を“親の頑張り”ではなく、“体内時計という仕組み”から見直せたことです。生まれた瞬間はまだ概日リズムがなく、胎児期の超日リズムが続いていること。そこから少しずつ昼夜の区別がついていき、4〜5カ月で持続睡眠が可能になること。こうした発達の流れを知るだけで、「今の状態は異常じゃなくてプロセスなんだ」と肩の力が抜けました。 もうひとつ刺さったのは、親の生活リズムが赤ちゃんの体内時計に強く影響するという点です。いわゆる“構いすぎ”や大人の夜型生活が、睡眠の自立を遠ざけてしまうこと。逆に、夜の入眠時間を安定させたり、再入眠を手助けしすぎないことが、心身の発達に静かに効いてくること。行動の工夫が発達そのものに結びつく感覚は、読んでいて腑に落ちました。 「何が普通で、どこからが心配なのか」を知りたい人や、子どもの睡眠に振り回されて気持ちがしんどくなっている人にじわっと効く本です。自分のペースで読み返せる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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