
入院・薬に頼らずに摂食障害を克服する方法: 16年にも及ぶ摂食障害を克服できたヒミツ
春元 梨沙
この本について
摂食障害の本を手に取るときって、「誰かに頼りたいけど、頼れない」「治したいのに、どう動けばいいか分からない」みたいな、言葉にしづらいモヤモヤを抱えていることが多いと思います。強がって一人で何とかしようとしながら、心の奥では「お願い、助けて」と叫んでいる感じ…その揺れに、私もすごく覚えがあります。 この本が刺さるのは、著者自身がまさにその状態を長い年月味わってきた人だからです。読んでみると、きれいごとではなく、何度も立ち止まり、誰にも言えず、時には消えたくなるほど追い詰められたリアルな時間がそのまま書かれています。だからこそ、「克服には成功法則だけじゃなく落とし穴もある」と丁寧に位置づけてくれるし、「入院すれば治る」「我慢すれば治る」といった思い込みから少し距離を置けるようになる視点が自然と手に入ります。 もうひとつ大きいのは、「頼ることを選択肢に戻す」きっかけをくれるところです。著者もかつては“自力で治さなきゃ”と自分を追い詰めていたのに、そこからどう切り替わっていったのかが具体的に語られていて、読んでいる側も自分を責めすぎなくていいと思えるんですよね。過去の自分を否定せずに、これからの選択肢を少し増やしてくれるような本です。 今まさに「一人で抱えるのに限界を感じているけど、どう頼ればいいか分からない」という人にこそ静かに届く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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