
わたしに合った「片づけ」ができる仕組みづくり
中里ひろこ
講談社 / 2021-05-13
この本について
片づけって、気力のある日に一気にやろうとしては挫折して、「また散らかったな…」みたいな自己嫌悪に戻ることが多いですよね。僕もそうで、結局“やれた時期の自分”を基準にしてしまって、いまの生活リズムには全然合っていないやり方を続けていたんだと思います。 この本が面白いのは、「片づけが得意かどうか」じゃなくて、「いまの自分の動き方や、家の癖に合わせて仕組みから組み直そうよ」というところに徹底している点です。例えば、衣類スチーマーを洗濯機のそばに吊るして“サッと使えるようにする”みたいに、行動の流れに収納を合わせていく感じがすごく実践的。部屋の状態を“段階”で把握しておけば、完璧じゃなくても十分回るという考え方も、日常に引き寄せやすいなと思いました。 もうひとつ刺さるのは、「片づけの悩みって、実はモノの量より“いま大切にしている基準が曖昧”なことから起きている」という指摘です。今大切にしたいことを書き出すと、昔の価値観にひっぱられてた自分に気づく。そこに気づくと、“使ってるから残す”じゃなくて、“本当に好きか”で選べるようになるのが、地味に大きい変化です。 家の中がカオスになる理由が「自分の性格のせい」だと思ってしんどくなりがちな人に、とくに刺さると思います。無理に頑張るんじゃなくて、“いまの自分に合わせる”方向に舵を切りたいとき、そっと背中を押してくれる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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