
ゼロから年商10億円企業を創る
松本剛徹
ぱる出版
この本について
経営していると、売上が伸びない理由が分からなかったり、採用が進まずチームもまとまらず、「自分だけが走っている気がする」と感じる瞬間がけっこうあります。資金繰りに追われたり、税金や銀行との付き合い方に正解が見えなかったりして、夜だけ妙に不安が強くなる時期もあります。僕自身、何年やってもこの辺のモヤモヤは定期的にやってきます。 この本は、その悩みの“感情”よりも、その裏側の“構造”に手を入れるタイプの実用書でした。特に刺さったのは、借入や資金繰りの扱い方が驚くほど具体的だったことです。どの順番で借りるか、どのタイミングで追加を打診するか、無担保無保証での動き方など、社長が判断に迷いやすい領域を実務レベルまで落としてくれるのが助かりました。さらに、チームがまとまらない原因の一部を「会社としての共通ルールが存在しないこと」に置き直し、経営計画書や口座の運用方法のような“地味だけど効く仕組み”で整える視点も現実的でした。派手なノウハウではなく、翌週から自分の会社で試せそうなものが多いのが特徴です。 特に「年商1億の壁を越えられないまま数年止まっている人」には相性が良いと思います。精神論ではなく、資金・広告・組織のそれぞれでどんな打ち手があるのかを、経営の現場目線で確認できる一冊でした。今の延長線では縮む気がしているけれど、次の一歩の“方向”が見えない時に読むと、判断の基準が少しクリアになります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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