
日本一わかりやすい地方創生の教科書―全く新しい45の新手法&新常識
鈴木 信吾
この本について
地方に関わる仕事って、「結局どこから手をつければいいのか」「誘致もイベントも、一度きりで終わってしまう」といったモヤモヤがつきまといますよね。表向きは盛り上がっているように見えても、企業はすぐ撤退するし、地元とのつながりづくりも思ったほど進まない。自分の関わり方も、このままでいいのかと迷うことが多いと思います。 この本が面白いのは、そうした“現場のつまずき方”に真正面から触れているところです。サテライトオフィス撤退率のリアルな数字や、企業と自治体の「お見合い企画」のような地道な工夫が、地方創生の裏側でどんな役割を果たしているのか。単なる成功事例ではなく、続けるための条件がどこにあるかを丁寧に示してくれます。特に、テレワークとリスキリングが地方進出の土台になり得るという視点は、これから地域に関わろうとする人ほど腑に落ちるはずです。 個人的には、「ただ都会から企業を呼べばいい」という発想から抜け出し、地域の課題や地元の若者の志向に合った小さな企業を選ぶという考え方に救われました。理想論ではなく、現場が本当に動くためのサイズ感や距離の取り方が描かれていて、肩の力が少し抜けます。 地域に関わっているけれど、もう一歩踏み込み方がわからない人に特に刺さる一冊だと思います。
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