
ダイアローグ 対話する組織
中原 淳 and 長岡 健
ダイヤモンド社 / 2009-02-26
この本について
仕事で議論しているのに、なぜか話が空回りする。みんな一生懸命やっているはずなのに、なぜかチーム全体では迷走していく。自分も会議で「正解を探すクセ」から抜け出せず、相手の言葉を聞いているつもりで聞けていないかもしれない。そんなモヤモヤを抱えていると、この本の抜粋が妙に刺さるんですよね。 読んでみて驚いたのは、「問題が与えられるものだと思い込む」とか「正解が誰かの頭の中にあると思い込む」といった、無意識の前提を一度外してくれるところでした。コピー機修理工の話も、知識って個人の頭ではなく関係性の中に分散している、という視点が新鮮で、会議でうまく言語化できない人がいても、それを「能力の差」だと決めつけなくなるんですよね。それから、立場の違う人同士がまず自分の経験から語り合うプロジェクトの話は、「意見を戦わせる前に、相手の人生を聞く」というシンプルだけど忘れがちな姿勢を思い出させてくれました。 派手なテクニックというより、対話が成り立つ前提を丁寧に見直す一冊なので、「議論しているのに噛み合わない理由を知りたい人」にはとても相性がいいと思います。自分も、まずは相手を理解しようとする余白を作ることから始めてみよう、と静かに背中を押されました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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