
テレビが飛びつくPR
殿村 美樹
日本実業出版社 / 2019-12-20
この本について
PRの企画を考えるたびに、「伝えたいことはあるのに、どう見せれば伝わるのか分からない」というモヤモヤがつきまといます。真面目に説明しても空回りするし、逆にふざけすぎても滑りそうで怖い。私自身、何度も同じ壁にぶつかってきました。 この本を読んで少し視界が開けたのは、「ギャップ」をどう扱うかの感覚がつかめたからです。テレビが食いつくのは、ただ面白いだけでも、ただ良い取り組みをしているだけでもなく、みんなが知っている要素と意外性が組み合わさった瞬間なんだ、と。ティッシュ配りを大根に置き換えるような極端な例であっても、その裏には“見えないものをビジュアルにする”“誰もが分かるストーリーに落とす”という、やってみると案外むずかしい基準がしっかり書かれていました。 特に印象に残ったのは、「ちょっと深い話」がイベント化されると、人が自然と反応したくなるという指摘です。号泣ストーリーを狙う必要はなくて、ただ“自分にも関係あるかも”と思えるテーマに整えるだけで伝わり方が変わる。社会貢献や地域の活動をどう伝えるかに悩んでいる人には、かなり現実的に効きます。 企画づくりで「何かが足りない気がする」と感じている人には、ヒントが多い一冊だと思います。読んですぐ魔法のように上手くいく本ではないけれど、視点の持ち方がほんの少し変わるだけで、企画の形がまるで違ってくる感覚があります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
読書の順序
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