
もう、資格だけでは食べていけない
横須賀 てるひさ
すばる舎 / 2011-04
この本について
「専門知識を磨けばなんとかなるはず」と思いながら、どこかで不安が消えないことってあります。資格は取った、実務もできる。でも現場に出るほど、「これだけで本当に選ばれるのか…?」というモヤモヤが大きくなる。僕自身、この壁を越えられずに長く足踏みしていました。 この本が効いたのは、専門家としての価値を“実務の精度”ではなく“経営者がほしがる情報”に置き直してくれたところです。実務の差は外から見えない、と言われると耳が痛いんですが、確かに会社設立も申告も、探せば代わりはいくらでもいる現実があります。だからこそ、経営者にとって直接役に立つお金や組織の知識を扱うことで、そもそも会いに来てもらえる土台をつくる。ここが腑に落ちました。 もう一つ大きかったのは、「邪道に見える一段階目のビジネス」を持つ発想です。セミナーや教材、コンサルと聞くと構えてしまうけど、実務に来る人はそもそも少数派。まずは“情報を受け取りたいだけの人”に届くルートをつくり、その延長で専門業務につながる。そう考えると、資格の世界で生き延びる道が一気に広がって見えました。 資格は取ったのに仕事につながらない、差別化しろと言われても何を足せばいいのかわからない。そんな人に静かに刺さる一冊だと思います。
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