
リフレはヤバい (ディスカヴァー携書)
小幡績
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2013-01-31
この本について
物価が上がるたびに「結局これって誰が得して、誰が損してるんだろう…」と考え込むことがあります。ニュースでは金利だの円安だの専門用語が飛び交うのに、生活している自分とはどうつながるのか、いまいちつかみきれないままモヤモヤだけ残る感じです。僕もずっと同じでした。 この本が効くのは、そういう“見えないお金の動き”を、現実の数字と仕組みでつかみ直せるところです。たとえばインフレが起こると、預金者から銀行へ、国から日銀へ…といった形で実は静かに所得が移っていくこと。さらに、円安や国債価格の下落が起こると、銀行が抱える資産の評価がどう変わり、その結果として貸し出し姿勢まで影響を受ける可能性があること。読者の方が抜き出した箇所を見ても、「誰から誰へ、どのくらい動くのか」という視点に強く反応しているのが伝わってきます。 読みながら、ニュースで聞く“景気がどうこう”が、無数の個人の家計や企業の判断につながっている様子が少しずつ輪郭を持ってきます。大きな話をしているようで、実は自分の預金や働き方の背景にも関わっているんだな、と腹落ちする瞬間がいくつかありました。派手な結論をくれる本ではないですが、仕組みが見えると日々のニュースへの距離感が変わります。 経済ニュースを聞くたびに「結局これ、どう読むべきなんだろう」と感じている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの69%が集中しています。
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