
心が折れそうなときキミを救う言葉 (SB文庫)
ひすい こたろう and 柴田 エリー
SBクリエイティブ / 2012-07-17
この本について
なんとか踏ん張ってはいるけれど、「この状況ってどうやって受け止めればいいんだろう」と手が止まる瞬間ってありますよね。行動しなきゃと思うほど気持ちが重くなるし、かといって立ち止まると置いていかれる気がする。僕も同じように揺れながら、どうにか前に進むきっかけを探してきました。 この本が助けになるのは、いわゆる“前向きになれ”と押しつけてこないところです。たとえば吉田松陰の「牢屋に入れられたのなら、牢屋でできることをすればいい」という言葉は、状況を無理に変えようとする前に、いまの枠内でできる最小の一歩を思い出させてくれますし、マンデラや本田宗一郎の言葉に触れると、失敗や停滞に対して「これで終わりじゃない」という感覚が少しだけ戻ってくる。さらに「①出来事→②意味づけ→③感情→④行動」という流れが示されていることで、モヤモヤの正体がどこにあるのか、頭の中を落ち着いて整理しやすくなります。 派手な励ましじゃなくて、現実の生活にそっと差し込める視点がほしい人に向いている本です。特に、がんばりたい気持ちはあるのに、気力が追いつかず自分を責めがちな人には、少し呼吸がしやすくなる言葉が多いと思います。一気に人生が変わるわけじゃないけれど、今日の自分をなんとか続けていくための“持ち歩ける視点”が手に入る一冊でした。
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