
私が輝く、パリジェンヌ・レッスン いくつになっても魅力的なファッション・暮らし・生き方
畠山 奈保美
この本について
服を選ぶとき、「誰に見られるわけでもないし、まあいっか」と気持ちが落ちる日ってありますよね。頑張りたい気持ちはあるのに、忙しさや慣れで身だしなみが後回しになっていくあの感覚、けっこう根深いものだと思います。かといって、完璧を目指すとすぐ息切れしてしまう。僕自身も、その間でよく揺れます。 この本を読んで面白かったのは、著者が「人に見られる状況をあえてつくると、自分が自然と整っていく」と書いていたところです。抜粋にもあった“絵日記をお返しするミッション”の話は象徴的で、小さな約束ひとつでも、人に見られる前提があるだけで身なりや振る舞いまで変わっていくんですよね。無理に背伸びするというより、ほどよい緊張感が日常の姿勢を整えてくれる感じです。 もう一つ効いたのは、「美しくなることは特別な人の話ではなく、視線を意識するだけで日常から育てられる」という視点でした。ファッションだけでなく、家の中の動き方や物の置き方まで、ちょっとした習慣がそのまま雰囲気をつくっていく。大きな決意よりも、小さく続く仕掛けをどうつくるかがポイントなんだなと。 自分の機嫌や魅力を“外からの目線”で自然に引き出したい人には、静かに刺さる一冊だと思います。
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