
絵で見てわかるITインフラの仕組み
山崎泰史、三縄慶子、畔勝洋平、佐藤貴彦、小田圭二
翔泳社 / 2019-06-19
この本について
インフラの本を前にすると、「結局どこで詰まってるのか」「なんでこの設定が効くのか」が分からないまま、場当たりで対処してしまうことってありますよね。僕もCPUだのキューだのMTUだの、言葉だけ知っていて実態がつかめず、トラブルのたびに迷子になっていました。 この本が助かったのは、インフラの動きを“点”ではなく“線”でつかめるようになったところです。例えば、処理が遅くなる理由を「DBかアプリか」ではなく、各レイヤーのキューのどこで渋滞しているのかという見方で理解できるようになる。あるいは、パケットが途中のルーターで細かく分割されてしまう理由を知ることで、設定変更がなぜ効くのかも腹落ちする。それから、プロセスとスレッドの振る舞いの違いが、現場の挙動とちゃんとつながるようになるのも大きかったです。 派手な技術の話というより、「今起きている問題をどう切り分けるか」「そもそも各レイヤーがどう連携しているのか」を、絵と一緒に具体的に腑に落としたい人に向いています。インフラを専門にしていなくても、システムの裏側を理解したい人にはじんわり効く一冊だと思います。
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