
プロの資料作成力
清水 久三子
東洋経済新報社 / 2012-06
この本について
仕事で資料を作っていると、気づけば「作業してるのに前に進んでない感」に襲われることがありませんか。情報は集めたはずなのに整理しきれないとか、相手の反応を読み違えてやり直しになるとか、気持ちだけ焦ってしまうあの感じです。自分もずっとそこでもがいていました。 『プロの資料作成力』が役に立ったのは、綺麗なスライドの作り方ではなく、「考える順番」を現実的に整えてくれるところでした。例えば、目的やターゲットを紙に書いて頭をいったん外に出す作業。シンプルですが、これをやると情報過多で迷走しがちな状態がリセットされます。また、「AだからB」の“だから”は本当か?と自分の論理を問い直す視点や、相手の判断基準や期待値を先に捉える姿勢も、実際の仕事で効きました。相手がどこまでの情報量なら動けるのかを想像できるようになるので、無駄に盛り込みすぎて伝わらなくなるミスが減ります。 結局のところ、資料づくりって自分の思いをぶつける場ではなく、相手に動いてもらうためのコミュニケーションなんだな、と気づかせてくれる本です。伝わる資料を作りたいのに「何から考えればいいか」でつまずきやすい人には特に刺さると思います。
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