
出口 汪の論理的に考える技術 (SB文庫)
出口 汪
SBクリエイティブ / 2012-02-17
この本について
仕事の場でもプライベートでも、「ちゃんと伝えたつもりなのに、相手には別の意味で受け取られていた」というズレ、けっこうありますよね。相手の話を聞いているつもりが、自分の言いたいことが頭から離れなくて、気づけば持論をまくし立ててしまう…僕もよくやってしまいます。 この本は、そんな“噛み合わなさ”の原因を、精神論ではなく構造として見せてくれるところが助かりました。たとえば、相手の言葉を主観で早とちりせず、文脈の中で意味をつかみにいく姿勢とか、主張→具体例→理由づけという流れを意識して話すだけで、驚くほど誤解が減るんですよね。自分の感情をそのまま音にして投げないで、「相手にどう伝わるか」を中心に組み立てるという考え方も、日常でかなり効きます。 特に、“他者は根本的にはわかり合えない存在”という前提に立つ視点は、最初ちょっと冷たく感じるけれど、むしろ人間関係をラクにしてくれる感覚があります。わかり合えないからこそ、言葉の組み立て方や論理の流れを丁寧にする。その積み重ねが、伝わるコミュニケーションにつながっていくんだと思います。 自分の話が空回りしがちな人、会話のズレに疲れている人には静かに刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの58%が集中しています。
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