
20代で人生の年収は9割決まる
土井英司
日経BP / 2020-06-03
この本について
二十代の働き方って、正解が見えないまま走り続けてしまうところがありますよね。会社の評価と自分の市場価値は全然別物だと頭では分かっていても、日々の業務に追われていると「今のままでいいのかな…」と不安になる。目移りしたり、逆に動けなかったり、そもそも何を基準に選べばいいのか分からなくなる。それが二十代あるあるだと思います。 この本が面白いのは、「二十代は可能性が広いからこそ、あえて逃げ場をなくす」という現実的な視点をくれるところでした。といっても根性論ではなく、細部へのこだわりや、上司が何を求めているかを読み取る力のように、日々の仕事で鍛えられる具体的な方法が多いんです。また、「IT×英語×〇〇」のように、意外な組み合わせをつくることで替えのきかない人材になれる、という考え方も刺さる人が多いはず。斜陽産業で学ぶとか、評価の低いものを立て直すと価値が跳ね上がるとか、視点の転換が多いのも特徴です。 三十歳までに全部を極めなきゃいけない、という話ではなく、三十歳以降にどんな働き方も選べる状態をつくるための“仕込み期間”として二十代を捉え直す。その感覚が腑に落ちる人には、とても強い指針になると思います。今の仕事に迷いがある人、自分の強みをどこで磨けばいいか分からない人には特に刺さる一冊です。
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