
誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ (中経出版)
本田 真美
この本について
仕事でも日常でも、「自分って何が得意なんだろう」と立ち止まる瞬間ってありますよね。挑戦してみても続かないとか、周りが当たり前にできることが妙にしんどいとか。僕もずっと、自分の能力の“地図”がよくわからないまま動いている感覚がありました。 この本が面白いのは、才能を精神論で語らないところです。七つの感覚、作業記憶、処理能力、気質力といった具体的な「脳の動き」をまず理解することで、自分がつまずいていた理由に物理的な説明がつくんですよね。例えば、ワーキングメモリが弱いと優先順位づけが苦手になる、と言われると「あの時の失敗は根性の問題じゃなかったのか」と腹落ちしたりします。また、得意な感覚を軸にしたほうが記憶しやすいとか、気質力を知らないと“チャレンジすべきか”の判断さえ曖昧になる、という指摘も日々の行動レベルに直結します。 すべての能力は混ざり合って働いているから、一つだけを切り離して評価するのはそもそも無理。だからこそ、自分のバランスを知り、不得意を無理に矯正せず、得意をどう活かすかを考えるほうが現実的です。才能を「探す」というより、自分の中のパターンを見つけて扱いやすくするための本、という位置づけがしっくりきました。 自分の能力を客観的に見たいけど、自己啓発の“気合い論”には疲れた人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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