
エニアグラムで分かる 9つの性格
ティム・マクリーン、高岡よし子
マガジンハウス / 2013-08-30
この本について
人と関わるたびに「なんでこんなに気を遣ってしまうんだろう」とか、逆に「相手の行動が理解できなくて疲れる」とか、そういう小さなモヤモヤって積み重なると結構しんどいですよね。自分のクセにも気づいているようで、でも具体的にどう扱えばいいのかは分からないまま…ということも多いと思います。 この本が面白いのは、9つの性格タイプを“当てはめる”ためではなく、自分と他人の行動の裏側にあるニーズを見つける手がかりとして使えるところです。たとえば、相手に尽くしすぎてしまう人が「おせっかいになる一歩手前のライン」に気づけたり、責任を抱え込みやすいタイプが「少し力を抜いた方が人生がうまく回る瞬間」を具体的に掴めたりする。こういう、日常の小さな行動レベルでの変化がちゃんと語られているのがありがたいです。また、相手に近づきすぎる時が自分の注意信号だと気づけたり、人のために動く前に「今の自分は何を感じているのか」を確認する視点が持てるのも、大きな安心につながります。 人間関係で疲れやすい人や、「自分のタイプが分からないまま何となく生きづらい」という感覚がある人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
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