
カラン・メソッド 「英語反射力」を鍛える奇跡の学習法
坂本 美枝
東洋経済新報社 / 2013-11-07
この本について
英語を話そうとすると、日本語でいったん考えてしまって、口がついてこないまま時間だけが過ぎていく…。僕も何度もその壁にぶつかってきました。覚えたはずの単語が会話の場になると全然出てこないし、週に数回レッスンを受けても「積み上がってる感」が薄いまま終わることが多いんですよね。 この本が面白いのは、そうしたモヤモヤを「根性論」ではなく、脳と身体の仕組みから説明してくれるところです。文字で覚えた単語と、会話で覚えた単語では脳内の定着場所が違うとか、声帯や舌といった調音器官そのものを鍛える必要があるとか、普段あまり意識しない部分が丁寧に語られています。さらに、講師が高速で質問を投げ、その場で反射的に答えるという方式が、「母語で考える隙をなくす」ためにどれほど効果的なのかも、実験データとともに示されています。小さな「言えた」「聞けた」を積み重ねることで、学習が自走し始める感覚も描かれていて、単なる気合いの話ではありません。 僕自身、英語学習が停滞するときって、やり方の問題なのか、才能の問題なのか、よくわからなくなるんですが、この本はそのグレーな部分を具体的に照らしてくれる感じがありました。自分の英語が前に進まない理由を、もう少し科学的に知りたい人に刺さると思います。
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