
医者の私ががんを消した食事法 (中経出版)
中野 重徳
KADOKAWA
この本について
健康のことを考えはじめると、情報が多すぎて「結局、何を信用すればいいんだろう…」と立ち止まる瞬間があると思います。食事が大事なのはわかるけれど、実際どこから手をつければいいのか、自分の体にどう落とし込めばいいのか。僕もずっとそのあたりで迷い続けてきました。 この本が刺さったのは、著者が“がんを経験した外科医”として書いているからです。治療の葛藤も、副作用のしんどさも、きれいごとなしで書かれていて、妙な安心感があります。炭水化物のとり方や野菜の量といった日常レベルの話に落とし込んでくれる一方で、血液検査のどこを見れば不足に気づけるかという現実的な視点もある。食事法というより、「自分の体の変化をどう観察し、どう付き合うか」という姿勢が伝わってきます。 特に、ホットフラッシュの記述は印象的でした。朝の出勤前やウォーキングの前に突然おこる“制御できなさ”にどう向き合ったかが丁寧で、健康管理を「根性論」で語らないところが好ましいです。体調が読めない日々をどう生活に組み込んでいくか、というリアルな悩みに寄り添う感覚があります。 無理なく、自分の体を理解するところから始めたい人に向いている一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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