
原田泳幸の仕事の流儀 (角川書店単行本)
原田 泳幸
KADOKAWA
この本について
仕事の手応えがつかめないまま、毎月のように方針が変わったり、上司の指示に振り回されたりして、「自分は何を軸に働けばいいんだろう」と感じること、ありますよね。私も同じで、現場で起きていることと、自分の判断がどこか噛み合っていない気がして、ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。 この本が面白いのは、「経営者視点の話だから」と距離を置く必要がまったくないところで、むしろ自分の日々の働き方を少しずつ整えるための“考え方の置き場所”を示してくれる点です。たとえば、成功した瞬間こそ危機が始まるという視点は、達成感に浸る前に一歩引いて状況を見る癖をつけるきっかけになりますし、ミスを減点ではなく加点で評価する姿勢は、無難にまとめようとする自分をちょっと解放してくれる感覚がありました。また、現場に足を運ぶことの意味を繰り返し語っている部分は、机上で悩むより、実際に人や状況に触れて判断したほうが早いという当たり前を思い出させてくれます。 経営論というより、働くうえでの「視点の再調整」に近いので、ガツンと改革したい時というより、行き詰まりを抱えた日の帰り道に読むとじわっと効くタイプの本でした。自分の判断軸を見直したいマネジメント層や、ひとつ上の視野を持ちたい個人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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