江戸三〇〇藩 バカ殿と名君~うちの殿さまは偉かった?~ (光文社新書)

江戸三〇〇藩 バカ殿と名君~うちの殿さまは偉かった?~ (光文社新書)

八幡 和郎

累計読者数2
平均ハイライト数 8件/人
star総合評価 36/100
start序盤集中型

この本について

仕事でも私生活でも、「自分は今どこに手を付けるべきなんだろう」と迷ってしまうことがよくあります。やる気がないわけじゃないのに、優先順位のつけ方や動き方が定まらないまま時間だけが進んでいく感じ。読者の方が保存していた「①課題を把握したか ②方策を立てたか ③実行できたか」という基準は、まさにそのモヤモヤの核心に触れているんだと思います。 『江戸三〇〇藩 バカ殿と名君』は、殿さまの善し悪しを笑い話として楽しむ本ではなく、むしろ「意欲はあったのに名君になれなかった人々」の姿がじわじわ効いてきます。方向性は正しいのに政治力や実務が追いつかず、改革が空回りする。その様子が、なぜか現代の職場やプロジェクトの風景と重なって見えるんです。状況を正しくつかむ、実現可能な計画をつくる、そして最後は動かす力が要る。そんな当たり前が、歴史を通すと妙に腑に落ちます。 もう一つおもしろいのは、名君と呼ばれるかどうかに「売り出し方」まで影響していたという視点です。実力だけでは足りない。物語のつくり方で評価が変わる。このあたりは、評価制度やチーム内の見られ方に悩む人にはけっこう刺さると思います。 歴史の話を読んでいるはずなのに、自分の判断や働き方を見直すきっかけになる一冊でした。特に「やる気はあるのに、成果につながらない気がしている人」に届くと思います。

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