
グロービスMBAビジネス・ライティング
グロービス経営大学院、嶋田 毅
ダイヤモンド社 / 2014-08-04
この本について
文章を書くたびに、「結局これ読んでもらえるんだろうか…」と不安になったり、気づけば自分の言いたいことばかり並べてしまったり。僕も仕事のメールでそれを何度もやらかしてきました。丁寧に書いているつもりでも、相手に届かない文章って、本当に虚しくなるんですよね。 この本は、そんな行き違いの原因をやわらかくほどいてくれます。といっても、文章術の小手先テクニックではありません。まず「目的」と「読み手」を掘り下げるところから始まるのが特徴で、ここが刺さる人は多いはずです。たとえば、読んでもらえる文章は事実と根拠だけで成り立っているわけじゃなく、書き手への共感がカギになるという指摘。これ、自分の経験と重ねるとすごく納得感があります。それから、硬い漢語に逃げず、読み手のストレスが減る言葉を選び直す作業。実際にやってみると、文章の空気がまったく変わります。 さらに、文章は本来こわいものだからこそ、攻撃的な言い回しやビッグワードに頼らず、相手にどんな状態になってほしいのかを丁寧に描く必要があるという考え方も、実務でそのまま効きます。僕はこれを知ってから、急いで書いたメールを一度寝かせる習慣がつきました。 仕事の文章で「伝わらない疲れ」を抱えている人に向いています。自分の書く言葉が、ようやく人に届く感覚をつかめる本です。
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