
プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術 (中経出版)
印南 敦史
KADOKAWA
この本について
文章を書くとき、「なんでこんなに時間がかかるんだろう…」「書いたものを読み返すと、なんか締まりがない」とモヤモヤすることってありませんか。自分では丁寧に書いているつもりなのに、相手に伝わっている気がしない。仕事で文章が求められる場面が増えるほど、この感覚は小さく積み重なっていきます。 この本が面白いのは、「文章力を上げろ」とか「読み手を惹きつけろ」といった抽象的な話ではなく、書き手としての“意識の向け方”を変えてくれるところです。たとえば、序文には本のエッセンスが詰まっているからこそ飛ばさず読むとか、必要な情報だけを見つけるために“向こうから飛び込んでくる”状態を作るとか、具体的な行動に落とし込みやすい視点が多い。文章を書くときも同じで、「誰が読むのか」を先に定めるだけで、言葉の選び方が変わってくるんですよね。 特に刺さったのは、「書くことは感情だけではなく、情報を整理する行為でもある」という点。だからこそ、最初から完璧を目指さず、一文が長くなったら潔く分ける。必要以上に盛り込まない。こういう現実的なアドバイスが続いていくので、読み終える頃には“文章を書くハードル”がほんの少し下がります。 日々の業務で文章を書く機会が多いのに、どこから手を付ければいいか迷っている人にはとても合う本だと思います。誰に読んでほしいのかを意識しながら書きたい人にも向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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