
書評の仕事 (ワニブックスPLUS新書)
印南 敦史
ワニブックス / 2020-04-08
この本について
書評を書くときって、「全部をちゃんと伝えなきゃ」と気負うほど筆が止まりませんよね。要約も視点選びも、正解が見えないまま手探りで…。僕もよく迷うのですが、この本を読んでからは、まず“どこに焦点を当てるか”だけ決めればいい、と割り切れるようになりました。書けないときは書けない、という著者のゆるい姿勢にも救われます。 印南さんは、読者がどこを見ているかをとことん考えつつ、自分が何を面白いと思ったのかもちゃんと拾い上げる。そのバランスをどう取るかが、具体例と一緒に語られています。たとえば、読む前に目次で必要な部分を見極める話や、朝の10〜20分だけ読書する習慣のような、小さな工夫で読書体験を変える方法も印象的でした。単に技術を並べるのではなく、「こういうふうに考えると楽になるよ」という実感があるんです。 書評に限らず、文章を書くときの暴走や独りよがりをどう避けるか、という点にも触れられていて、ここは個人で発信する人には特に響くと思います。誠実さこそが境界線だという話は、SNS時代の今だからこそ重みがあります。 自分の視点を整えつつ、読者にもきちんと届く文章を書きたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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