
【合本】なぜなぜ分析 実践/管理編(日経BP Next ICT選書)
小倉仁志
日経BP
この本について
仕事でトラブル対応や振り返りをしていて、「結局、原因がふわっとしたまま終わるな…」とか「チェックリスト作ったけど、根本的に変わってない気がする」というモヤモヤ、けっこうありませんか。自分もまさにそのタイプで、再発防止策を考えるたびに同じ壁にぶつかっていました。 この本が効いたのは、“分析を始める前の前提をどれだけ整えるか”を、驚くほど丁寧に扱っているところでした。現場の状況が曖昧なまま「なぜ?」に突入しないこと。原因を探すときは言い訳ではなく、事実をどう具体的に表現できるかを重視すること。そして、「チェックしなかった」みたいな一言で片付けず、どの時点で、誰が、何を、どう扱ったのかまで一緒にたどること。読みながら、自分がどれだけ思い込みで分析していたか、何度も冷や汗をかきました。 管理職やリーダーの立場に触れている部分も実用的で、分析の目的を最初に示せていなかったり、現場の改善力を引き出す前提が整っていなかったりと、思い当たるところだらけでした。結局、再発防止の質は「現場をどれだけ具体的に見られるか」で決まるんだな、と腹落ちします。 個人的には、形だけの対策書づくりに疲れている人、そして「なぜなぜ分析」に苦手意識がある人ほど刺さる一冊だと思います。自分の現場の問題と向き合うときの“観察の精度”が、読み終えた後にじわっと変わっていきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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