
矢口新の相場力アップドリル 為替編
矢口新
Pan Rolling Inc / 2004-09-01
この本について
為替を触っていると、「なんで今日こんなに動くんだろう」「材料を追ってるのに、結局よく分からないまま終わった…」みたいな日ってありますよね。僕もずっと、ニュースとチャートの間で手応えのない感じを抱えていました。動いている理由が分からないままポジションを持つのは、落ち着かないものです。 この本が面白いのは、相場を“実需と仮需”に分けて見るだけで、値動きの風景がかなり変わるところです。たとえば「実需がトレンドをつくり、仮需がボラティリティをつくる」という視点に触れると、普段の乱高下が“トレンドの材料ではない揺れ”として扱えるようになる。輸出と輸入のドル売買がどう噛み合うかを知ると、貿易収支の数字が単なる指標ではなく、継続的な円高・円安の“踏ん張りの源”として見えてくる。ニュースの材料にも、瞬間的なものとボディブローのように効いてくるものがあると分かるだけで、日々の情報整理がだいぶ楽になります。 結局のところ、この本は「相場がどうして動くのか」を地に足のついた形で説明してくれる一冊です。派手なテクニックより、値動きの土台を理解したい人にはちょうどいいと思います。チャートの裏側にいる“買い手と売り手の意欲”を想像できるようになりたい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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