
ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり
らいおん建築事務所 嶋田洋平
日経BP / 2015-05-28
この本について
最近、暮らしを変えたいと思って動いてみても、結局どこから手をつけたらいいのか分からなくなることがあります。家でも仕事でも、環境を変えるって大ごとに見えてしまうんですよね。でも、この本を読んでいると、「全部ひっくり返さなくていいのか」「やり方を少し変えるだけでも景色は変わるのか」と、肩の力が少し抜けました。 著者が繰り返し語る「建物半分、できごと半分」という視点が、読者の心に刺さっている理由もここにある気がします。建物そのものより、その場所で起きる関係や仕組みをどう育てるか。そこに目を向けると、暮らしをつくる方法は一気に身近になるし、専門家じゃなくても関われる余地が出てきます。また、「普通のやり方をちょっと変えること」がリノベーションだという考え方は、住まいづくりだけでなく、働き方や地域との関わり方にもそのまま転用できるのが面白いところです。 縮小していく日本で、これまでの20世紀型のやり方が通用しなくなるという指摘も、日々の違和感とつながりました。だからこそ、自分の暮らし方を自分で組み立て直す視点が必要なんだと腑に落ちます。この本は「場所づくりに興味はあるけれど、大きなことはできない」と感じている人にこそ刺さります。大規模なプロジェクトの話ではなく、身の回りの選択を少し変えるところからでも、まちや働き方に手を入れられるんだと気づかせてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
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