
なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか? 人生を好転させる「空間」の活かし方 きずな出版
小澤 良介
この本について
部屋を整えたいと思いながら、何から手をつければいいのか分からないまま時間だけ過ぎていくことってありますよね。掃除も片付けもしているつもりなのに、なぜか落ち着かない。自分の空間なのに、自分らしさが出せていないような感覚。僕自身ずっとそんなモヤモヤを抱えていました。 この本が面白いのは、「空間を変えること=大がかりな模様替え」ではないと教えてくれるところです。たとえば香り。人の家に入ったときに最初に感じるのが匂いなのに、自分の部屋の匂いには案外気づけない。だからこそ、オーガニック系の香りを軽くスプレーするだけで、空間が自分の味方になってくれる感じがする。そして時計のような“目的を持って視界に入る物”を整えると、部屋全体の印象が不思議と引き締まる。さらに、グリーンの「服を着せる」という視点も、言われてみれば確かにそうで、小さな手入れが部屋への愛着につながっていくんだと思いました。 デンマークの話も、単なる北欧礼賛ではなく、自分の空間に自信が持てないのはどこかで“どうせ自分の部屋だし”と諦めてしまっているからかもしれない、と静かに気づかせてくれます。物は劣化していくけれど、家具は育っていく。そういう考え方に触れるだけで、毎日の景色が少し変わります。 「部屋を整えることを、もっと身近にしたい人」に刺さる一冊です。慌てて変えなくてもいいけれど、今日からできることはきっとあるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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