
瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。
荒木俊哉
SBクリエイティブ / 2023-04-03
この本について
仕事の場で意見を求められたとき、頭の中には何かあるのに言葉にできず、結局「まぁ…その…」で終わってしまうことってありませんか。僕もよくあります。うまく話したいというより、「自分の中にあるはずの考えを、ちゃんと取り出せない感じ」がずっとモヤモヤしていました。 この本が良かったのは、言語化を才能ではなく「取り出す手順」として示してくれたところです。A4用紙を縦に置いて問いを書く、過去の経験とそのときの感情を思い出す、反対意見の角度からも書いてみる…。どれも地味なんですが、実際にやると、自分でも気づいていなかった理由や視点がぽろっと出てくるんですよね。頭の中に散らばっていた断片が、ひとまとまりの意見として形になる感じです。 特に、経験を「できごと」と「感じたこと」のセットで思い出すという視点は、個人的にかなり救われました。これを意識するだけで、急に質問されたときでも、自分の言葉で答えやすくなるんです。話し上手かどうかより、「何を言うか」の方が大事なんだと実感します。 自分の考えがいつも平凡に感じてしまう人、会議でモゴモゴしがちな人には刺さると思います。派手なテクニックじゃなく、「自分の内側をどう取り出すか」を丁寧に教えてくれる本です。
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