
超・箇条書き
杉野 幹人
ダイヤモンド社 / 2016-06-16
この本について
仕事の説明や企画書を書いていて、「なぜか伝わらない」「言いたいことが薄まる」と感じるときってありますよね。自分では整理しているつもりでも、読み手からすると全体の流れが追えなかったり、どこが重要なのか掴めなかったり。僕も会議のあとに「結局どういう話だったの?」と聞かれて落ち込むことがよくありました。 『超・箇条書き』を読んで救われたのは、原因が“書き手のセンス不足”ではなく、構造や文のつくり方の問題としてちゃんと分解できるところです。例えば、「状態」と「行為」の文を分けるだけで伝わり方が変わるとか、自動詞と他動詞の使い分けで因果関係をクリアにできるとか、そういう地味なんだけど即効性のある改善が多い。さらに、文章に時間の流れがあるのか、それとも並列で並べるべきなのかを意識するだけでも、読み手の負荷はかなり下がります。 もうひとつ個人的に刺さったのは、“物語化”や“メッセージ化”の考え方です。大げさに盛るのではなく、固有名詞を一つ入れて相手の頭の中に具体的な情景をつくるとか、賛成か反対かを曖昧にせずスタンスだけはちゃんと示すとか、現実的に運用できる工夫ばかり。テクニックというより、「読み手との距離をどう縮めるか」という視点に近い感じがします。 資料やメールを書くたびに「ここ、なんか弱いな…」と悩む人にはかなり刺さると思います。僕と同じように、言いたいことはあるのに伝わりきらないタイプなら、特に。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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