
一番伝わる説明の順番
田中耕比古
フォレスト出版 / 2018-06
この本について
仕事で説明するとき、「なんでこんなに話が伝わらないんだろう…」と落ち込むことがよくあります。自分では筋道立てて話しているつもりなのに、相手の反応を見ると「あれ、今の順番じゃなかった?」と気づくあの感じです。僕も会議の途中で方向を見失わせたり、後から「最初にそれ言ってよ」と言われて凹んだことが何度もあります。 この本が効くのは、「自分の頭の中ではまとまっているのに、相手には届かない」というタイプの悩みです。特に刺さったのは、最初に“地図”を共有するという考え方。相手はこっちの話の全体像を知らない前提で進めないと、途中で迷子になります。また、自分が話したい順番ではなく、相手が知りたい順番に合わせるという視点の入れ替えも、実践すると驚くほど場がスムーズになる。さらに、質問しながら相手の思考を言語化してもらうことで、説明の方向を一緒に整えていくという発想は、こちらが一方的に頑張るより現実的でした。 派手なテクニックではなく、明日からの会話でちょっとずつ効いてくる内容ばかりです。「説明が下手なんじゃなくて、整理の手順を知らないだけかもしれない」と思わせてくれる一冊でした。とくに、人に説明する場面が多いのに毎回もどかしさを抱えている人にはちょうどいいと思います。
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