
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
グレッグ・マキューン and 高橋璃子
かんき出版 / 2014-11-17
この本について
仕事が詰まりすぎて、気づけば「なんでこんなに忙しいんだっけ」と立ち止まる瞬間がありませんか。やるべきことは山ほどあるのに、どれも中途半端で、頭の中だけがずっとざわついている感じ。僕も同じで、特にスマホに逃げ込んでしまう時間が増えるほど、じっくり考える余裕がなくなっていきました。 『エッセンシャル思考』は、そのざわつきを一度リセットするのにちょうどいい本です。印象的だったのは、退屈が消えたことで思考の時間まで奪われているという話。確かに、空港や待合室でぼんやりする時間って、今はほとんど存在しません。そこで一度スピードを緩めて、「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」と問い直す。すると、忙しさの正体が意外とノイズだらけだと気づきます。 もうひとつ、この本が効くのは「断るのが苦手」という人。頼みを断ることは相手を拒絶することだと感じてしまうけれど、本書はその二つを分けて考えようと言います。断れないまま抱え込むより、基準をつくって選ぶほうが、自分も相手も迷子にならない。突然のチャンスに対しても最低限と理想の基準でふるいにかけるプロセスは、僕自身かなり救われました。 仕事も生活も「やることが多すぎて選べない」と感じている人に刺さると思います。やみくもに前へ進むのではなく、どこに全力を注ぐかを静かに見極める。その感覚を思い出させてくれる一冊です。
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