
外資系コンサルのスライド作成術: 図解表現23のテクニック
山口 周
東洋経済新報社 / 2012-11
この本について
仕事でスライドを作るとき、「なんかごちゃつく」「自分では伝えているつもりなのに相手の反応が薄い」といったモヤモヤって、誰でもありますよね。僕も会議の前日にスライドを見返しては、どこから直せばいいのか分からずに固まることがよくあります。 この本が効くのは、そういう“伝わらない理由がつかめない時間”を減らしてくれるところです。読者の方が保存していた抜粋を見ても、刺さっているのは「結局スライドはメッセージで決まる」「数字の扱い方で読み手の理解が大きく変わる」という、作業の核心部分。たとえば、1スライド1メッセージや、短くてポジションが明確な主張を最初に置くこと。あるいは、指数値・構成比・実数値のどれを選ぶかでグラフの意味が変わること。こういう“迷いどころの基準”が、具体的な手順とセットで示されているので、作りながら迷う時間が確実に減ります。出所を先に書く、タイトルを必ず付けるといった細かいところまで踏み込んでくれるのもありがたいところで、実務の混乱ポイントをよく分かっている本だと感じました。 個人的には、情報の「信号」と「雑音」を選別するという考え方が特に効きました。数字を全部詰め込むのではなく、メッセージを通すために何を捨てるかを決める。その感覚が持てるだけで、スライドの見え方がかなり変わります。 スライドづくりで「正しいはずなのに伝わらない」と感じている人に、ちょうど良く刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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