
文章術 ―「伝わる書き方」の練習 (角川oneテーマ21)
樺島 忠夫
KADOKAWA / 200212
この本について
文章を書くとき、途中で「自分では筋が通ってるつもりなのに、読み返すと何が言いたいのかぼやけているな…」と感じることがよくあります。仕事で説明文を書くときも、日報や企画書でも、途中で迷子になるあの感覚です。同じ悩みを抱えている人は多いと思います。 この本が効いてくれるのは、書き方のテクニックを増やすというより、「一つの段落で何を伝えるのか」を先に決めておくという、すごく地味だけど本質的な視点をくれるところです。パラグラフの先頭に置く文で内容を予告する、という考え方があるだけで、書く前の頭の整理が一段階ラクになります。自分の言いたいことが段落の途中で脱線しそうになったときも、その予告文がガイド役になってくれるので、無駄に行ったり来たりしなくなる感じがあります。 もう一つ助かったのは、文章を「全体→主要部分→細部」という順序で捉える意識です。自分の中で分かっていることほど説明を飛ばしがちですが、全体像を先に示すだけで相手の理解が早くなる、という当たり前を改めて刺されました。特別な才能はいらないけれど、読み手への配慮として積み上げられる技術だなと感じます。 仕事で説明が長くなりがちな人、文章が散らかりやすい人に静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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