
博報堂スピーチライターが教える 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本 (大和出版)
ひきた よしあき
大和出版 / 2019-04-30
この本について
仕事でも日常でも、「言いたいことはあるのに、言葉が出てこない」ときってありますよね。上司に説明するときも、会議のあとに内容を整理するときも、頭ではわかっているのに文章にすると途端に曖昧になる。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が効いたのは、いきなり“上手く話そう”としなくていいところです。まずは、目の前の景色をそのまま実況したり、形容詞を封印して五感で語ったり、30 秒で単語を思い出すみたいな、脳の動きそのものをほぐすアプローチが多いんです。特に、ポスターを実況するくだりは、自分の観察力の弱さに気付かされて、そのまま仕事のレビューにも使えるようになりました。 もうひとつありがたかったのは、企画書や会議での「考え方の筋道」を手で触れる形にしてくれるところです。5つのWHY、ヘーゲルの弁証法、バックキャスト…。どれも特別な知識じゃなくて、今の自分の思考を整理する“物差し”としてすぐ使える。言葉が詰まるときって、語彙よりもこの物差しが手元にないことが多いんだと思います。 「表現が苦手だから」ではなく、「言葉が出る前の観察や思考が整っていないだけかもしれない」と思わせてくれる本です。自分の言葉で仕事を進めたい人に、かなり静かな効き方をする一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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