
転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール
村上 臣
SBクリエイティブ / 2021-04-01
この本について
転職のことを考えようとすると、まず「どんなスキルを磨けばいいんだろう」と手を動かしたくなるんですが、そういうときほど方向性がぼんやりしていて、動いているわりに前に進んでいない感じが残ります。英語を勉強してみたり、資格を調べてみたりするけれど、それが本当に自分の未来につながっているのかよく分からないまま時間だけが経つ。自分も同じような迷いに何度もハマりました。 この本が効いたのは、「今持っているタグ」と「これからほしいタグ」をどう組み合わせるかという視点をくれたところです。強いタグは賞味期限があって、ひとつを磨き続けるだけでは不安定。だからこそ、役割としてのポジションをまず決めて、そこに近づくためのギャップを冷静に見る。すると、次にやることが急に具体的になります。転職エージェントや求人動向を“情報源として使う”という提案も、行動レベルで何をすればいいかがはっきりするので、少しずつ霧が晴れていく感じがありました。 また、新しい業界に移ることへの抵抗があるときも、タグでつながりを見つけられるという考え方が助けになります。同じ営業でも対象やスタイルが違えば別のポジションとして扱えるし、仕事以外の経験までタグになるという視点は、キャリアの幅を広げてくれるものでした。頑張っても市場価値につながっている実感が持てない人には、特に刺さると思います。 スキルアップの方法論より、「どこに向かうか」の整理が必要だと感じているときに手元に置いておきたい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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