
科学的な適職【ビジネス書グランプリ2021 自己啓発部門 受賞!】
鈴木祐
この本について
仕事について考えるとき、「この仕事ほんとに好きなんだっけ?」とか「向いてないのかも…」みたいな、名前のつけようがない不安がふっと出てきませんか。好きで選んだはずなのに気持ちが上下して、結局なにを軸に決めればいいのか分からなくなる。僕も同じところで長くつまずいていました。 この本が助かったのは、いきなり“天職探し”に走らず、まず自分が「どんな価値を大事にしているか」を丁寧に見に行くところから始めてくれた点です。7つの徳目を手がかりに、どんな組織なら自分が無理なく働けるのか、どんな働き方だとストレスが増えるのかを、かなり具体的な質問で洗い出していきます。抽象的な自己分析じゃなく、通勤時間や裁量度、フィードバックの仕組みといった現実の条件まで含めて考えられるので、判断の軸がブレにくくなる感覚がありました。 もう一つ大きかったのは、「情熱は後からついてくることが多い」という視点です。やってみるうちに楽しくなる感覚をちゃんと評価してよかったんだと分かると、天職を待ち続けて身動きが取れなくなるあの停滞から抜け出しやすくなります。今ある仕事をどう組み替えれば前に進めるのか、ジョブクラフティングの考え方も実用的でした。 自分の適職を“占い”ではなく“判断”として持ち直したい人には、かなり刺さると思います。そんなに派手な本ではないですが、迷っている時期には心強い相棒になります。
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